R‐1ぐらんぷり2020が終わりました!
優勝は
マヂカルラブリー野田クリスタル!
おめでとうございます!!
今年のR‐1ぐらんぷりは無観客開催・司会の雨上がり決死隊の宮迫が不在など異例の大会となりました。
実際去年とは雰囲気が全く違いましたね。
ですが観客がいないからこその笑いもあったと思います。
ちなみに僕は守谷日和が優勝と予想していたのですが予選ブロックでも最下位で大外れでした笑。
↓事前予想記事
そんな異例づくしの大会を振り返っていきたいと思います!
司会
蛍原徹
三田友梨佳アナウンサー
アシスタント?粗品
審査員
桂文枝
関根勤
久本雅美
陣内智則
友近
勝俣州和
Aブロック
メルヘン須長
鉄板の沢口靖子のモノマネでした。
”SNS事件簿”と題してSNS上の痛い女性に毒を吐くというネタ。
せっかくモノマネのクオリティは高いのに、「ちょっとイタい女性に毒を吐く」という女性芸人にありがちな内容になってしまったのが残念でした…………。
SNSの中での事件というのも少しターゲットを絞りすぎてしまったのかな?と思いました。
守谷日和
参考人として警察に取り調べを受けるもその供述の仕方が落語風になっているというネタ。
技術もあってうまいなーとは思うんですが笑い所は少なかったです…………。
優勝予想していただけに残念です。
でも、おもしろいネタもあるのでぜひチェックしてみてください!
SAKURAI
ギターで演奏するメロディに乗せてどうでもいいことを歌うというネタ。
どうでもいいけどちょっと勉強になるのがいいですねw
”ビーチバレーが根付いていない国”とか”モロヘイヤの生産量5位から10位の都道府県”とか。ww
同じブロックに野田クリスタルがいなければ決勝までコマを進めていたでしょう。
マヂカルラブリー野田クリスタル
予想記事を書いた時点で一番おもしろいと思っていたのですが大衆受けはしないだろうと予想していました。
なので良い意味で予想を裏切られました。
視聴者投票・Twitter投票でダントツの1位でしたね!
「太ももが鉄のように硬い男てつじ」
はおもしろすぎでしょWW
他にもデッカチャンのゲームとかパックマンのゲームとか色々ありますからね。
アプリストアで”野田ゲー”で検索すると実際に遊べるゲームもありますよ!
Bブロック
ルシファー吉岡
後輩の女性と自分の飲みかけの缶コーヒーがどっちか自分のかわからなくなるというネタ。なんだこの設定。笑
この人は女性を引かせるネタが醍醐味なので、今回は無観客の影響をモロに受けたというところでしょうか。
他の3人が同率で並んだのはかわいそうでしたねw
ななまがり森下
”令和のちょいヤバ芸人”と紹介される辺り、R‐1の決勝に来られたのも完全に水曜日のダウンタウンで知名度を獲得したおかげですね。
ネタ自体は”乳首を隠せない男”という地上波ゴールデンで放送しているとは思えないネタでしたw
これ、観客がいたらどうなってたんですかね?笑
ネタ後、審査員の陣内が
「18分くらいやってなかった?」
と言ってましたが確かにそれくらい長く感じましたww
パーパーほしのディスコ
彼女にプリンを食べたかどうかを問い詰めようと思ったら浮気をしたことを自白されてしまうというネタ。
滑っていたわけではないのですが、終始口をあんぐり開けて観てしまいました。笑
「おもしろい」というより「かわいそう」が勝ってしまいましたね笑
すゑひろがりず南條
”今昔またぎ”と題して色んな物を昔の言い方で言いかえるネタ。
「ハッピーターン」→「寿返し」のようにM1や他の番組でも披露している芸をきちんと1つのネタにしたという感じですね。
「ハニーフラッシュ」→「はちみつぴかり」が1番笑いました。
この芸風ははまだまだおもしろいネタができそうです。
いまいち笑い声が少ないなーと思っていましたが見事決勝へ進みました。
観客がいればもっと受けていたんでしょうね。
Cブロック
ヒューマン中村
妖精ララが直接脳内に語り掛けてきて、受信料を請求してくるというネタ。
ネタがよくできていて設定もおもしろかったんですが審査員から1票も入りませんでした。笑
”迷惑なSF”というジャンルは非常におもしろいと思うんですけどねー。
おいでやす小田
借金取りが新入りに脅し文句を巻き舌で教えるというネタ。
このネタ、以前にも観たことがあるんですがあんまり好きじゃないんですよね笑
案の定視聴者投票で1票も入りませんでした。笑
結果を受けて
「俺視聴者に嫌われてんの?」
と言ってましたが今回に関してはネタのチョイスが悪いと思いますw
ワタリ119
この人のネタって初めて観たんですが意外ときちんと作りこまれていて驚きました!
ドッキリのイメージしかなかったので。
3分以内に119枚のフリップを全てめくるというネタです。
なかなかめくり始めないのでこのまま最後まで1枚もめくらないのかなと思っていたら、ちゃんとしたフリップ芸が始まり本当に最後までフリップをめくり切ったりとネタの中でも何回も予想を裏切ってくれました。
視聴者投票・Twitter投票ではダントツ1位だったのですが惜しくも決勝進出を逃しました。
大谷健太
敗者復活戦を1位で通過した大谷。
勉強不足で全く知りませんでした。
自作の早口言葉をイラストフリップを出しながら早口で言うというネタ。
「祖母ボソボソ祖父モフモフ」
「油まみれラブラブもぐらアルバム」
など、おもしろいのがいっぱいあったのですが、少しテンポが速すぎてついていけない部分がありました。
2回目に言う時は文字も出した方が良いんじゃないでしょうか?
敗者復活からまさかの最終決戦進出となりました。
最終決戦
マヂカルラブリー野田クリスタル
モンスト改め
「モンモンとするぜ!ストッキング姉さん」
というゲームをする野田ww
もう最高の誉め言葉として言わせてもらいますが
アホやろこいつww
すゑひろがりず南條
またぎザ・ベストテンと称してヒット曲を昔の言葉で言いかえるネタ。
これもわかりやすくて良かったですね。
フォーチュンクッキーがおみくじ煎餅だったりチョコレイトディスコが金平糖御座敷だったりと色々おもしろいところはありましたが僕が一番印象に残ったのは”B'z”を正しく発音していたところですね笑
(B'zはよく”ヒール”と同じ発音だと間違われがちですが正しい発音は”ニート”と同じです。)
大谷健太
2コマ漫画というフリップネタ。
去年の粗品のネタの完全下位互換と感じてしまいました。
というか、無観客とは言え他の2組と比べてめっちゃ滑ってましたw
総評:観客ありならワタリ119が優勝?視聴者と審査員のズレ
マヂカルラブリー野田クリスタルの優勝で幕を閉じたR-1ぐらんぷり2020ですが、最終決戦は正直、優勝者は悪い意味で選べませんでした。
賞レースあるあるですが、最終決戦を観終わった時点で
「あれ?予選で負けたあの芸人の方がおもしろかったんじゃ?」
ってよくなりますよね。
今回は完全にそれがワタリ119に当てはまります。
野田クリスタルは2本ともおもしろかったのですが、優勝かと言われると「うーん」と考えてしまいます。
視聴者投票でワタリがダントツだったのを観ると、観客がいればきっと全出演者の中で最も笑いを取るのはワタリだったでしょう。
観客の笑いの量はそのまま審査の結果にも繋がります。
そうなれば結果はまた違うものになっていたのかも………?
また、視聴者投票でダントツだったワタリが予選で敗退したのも印象的でした。
視聴者投票は人気投票になってしまい、知名度の高い芸人が無条件で選ばれるという風潮がありますが、今回のワタリはきちんとネタのおもしろさで視聴者に投票されていたのではないでしょうか。
今回の視聴者投票と審査員投票の投票数の違いは、視聴者層と審査員層の感性のズレだということを真摯に受け止めて頂きたいですね。
あと、これは偶然かもしれませんが各ブロックの一番最後(4番目)の芸人がそれぞれ最終決戦に進んでますよね。
ネタ順は後の方が印象に残りやすくて有利だと言いますが、ワタリではなく大谷健太が最終決戦に進んだのはネタ順的に審査員の印象に残っていただけでは………?なんてことも邪推してしまいます。
最後に:夕方放送に戻してもよいのでは?
Twitterでは「優勝者は該当者なし」「おもしろくない」などと言う書き込みもちらほら見られますが、R-1ぐらんぷりはもともとは夕方にひっそりと行われていた番組なのでそんなに期待したらダメなんですよ。笑
「あらびき団よりはもう少し形式ばった番組」くらいの感覚で観ないとダメですね。
実際ななまがり森下のネタなんて完全にあらびき芸でしょw
とても日曜のゴールデンでやるようなネタじゃないですからね。
出演者に対して大会の規模だけがどんどん大きくなっていってしまった気がします。
あくまでM‐1のパロディ番組だということを忘れてはいけませんね。
何はともあれ野田クリスタル優勝おめでとう!!
「えみちゃんありがとー!!」
はM-1グランプリ2017からのストーリーを感じられて良いですね!
これからも野田ゲーを作り続けていってほしいです!
最後まで読んで頂きありがとうございます!(^^)/