年末の国民的行事・M-1グランプリ2020が終わり、今年も新たなチャンピオンが誕生しました!!
M-1グランプリ2020チャンピオンは……
マヂカルラブリー!!
野田クリスタルは今年のR-1ぐらんぷりに続いての優勝で、霜降り明星・粗品以来の2冠ですね!
すごい!おめでとう!!
いやーしかし今年は全く予想のつかない展開になりました。
順位予想記事で僕は
1位東京ホテイソン
2位オズワルド
3位見取り図
と予想していました。
M-1グランプリ2020☆順位予想キャンペーン
— ぽぷら☆職業訓練中 (@popurabiyori) December 13, 2020
私の三連単の順位予想は…
1位:東京ホテイソン
2位:オズワルド
3位:見取り図
↓あなたも #GYAO 投票サイトで予想する↓
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結果、東京ホテイソンは最下位という結果に終わってしまい、順位予想は大外れでした(;´・ω・)
この3連単的中した人いるのかな??
ってくらい大波乱のM-1グランプリ2020決勝を出番順に振り返っていきます!
- 1番 敗者復活インディアンス 625点 7位
- 2番 東京ホテイソン 617点 10位
- 3番 ニューヨーク 642点 5位
- 4番 見取り図 648点 3位
- 5番 おいでやすこが 658点 1位(最終2位)
- 6番 マヂカルラブリー 649点 2位(最終1位)
- 7番 オズワルド 642点 5位
- 8番 アキナ 622点 8位
- 9番 錦鯉 643点 4位
- 10番 ウエストランド 622点 8位
- 最終決戦
- 大会総評
1番 敗者復活インディアンス 625点 7位
1組目は敗者復活から勝ち上がったインディアンス。
敗者復活から勝ち上がるのはぺこぱだと予想していたので、これまた予想が外れてしまいました(;´・ω・)
インディアンスは去年も決勝に出場していましたが、ネタを飛ばしてしまったこともあり本領を発揮できませんでした。
しかし今年は敗者復活の勢いそのままに、去年よりも進化していました。
「何見とんねんコラ」をハモったところは最高に笑いました。
インディアンスの面白いところは、ボケのたぶっちゃんがひたすらふざけ倒しているはずなのに、実はツッコミきむが「ヤンキーやらせてもらってた」とか変な日本語を使っていて、たぶっちゃんがそれに対してツッコミを入れているんですよね。
でも見ている側はたぶっちゃんがボケにしか見えないという。
そう考えるとかなり高度なことをしているのでは…?と思えてきます。
残念ながら7位に終わりましたが、敗者復活からいきなりトップバッターで会場を盛り上げたのはさすがです!
2番 東京ホテイソン 617点 10位
2組目は僕の優勝予想コンビ・東京ホテイソンです。
優勝予想するからにはもちろん応援していたので、正直もっと後の方で登場してほしかったです…。
なぞときというネタ選びも最近のトレンドに乗っかってるし、「これはいけるぞー!」と思ったのですが点数が全然伸びませんでした。
優勝予想しているからとかは抜きにしても、僕の中では3・4番目くらいに笑ったんですけどねー?
ただ、ネタ後の審査員のコメントで、
上沼恵美子「ホテイソンの世界観をわからせるには時間が短い」
オール巨人「観てる方が頭を使わないといけない。ツッコミというのは観客の代弁者でないといけない」
的なことを言っていて、なるほどなぁと思いました。
確かに観てる側が思っていることや気になっていることをツッコミがズバッと言ってくれたらスッキリするし、僕は東京ホテイソンのスタイルを既に知っているからすんなりその世界に入ってネタを楽しめたのかなぁと思います。
かといってネタが浸透し過ぎていても飽きられるでしょうからねぇ。
改めて去年のミルクボーイはすごかったんだなぁ。
3番 ニューヨーク 642点 5位
3組目は去年最下位のニューヨーク。
「爆笑エピソード」と称し、細かい犯罪を披露していくというネタ。
生のレバ刺しとか無料サイトで漫画読んだとかおでんツンツンとか、絶妙な社会の闇をついてきていて、ニューヨークらしさをこれでもかというくらい出せたのではないかと思います!
去年の歌ネタはちょっと全国版に寄せてきていた感じがありましたからね…w
あとこのネタのスタイルはちょっと爆笑問題っぽいなと思いました。
もちろん良い意味で!
爆笑問題は常に最新の時事ネタを取り上げていますが、少し古めの軽犯罪ばかりを扱うネタというスタイルを開拓していってもいいんじゃないでしょうか。
結果は5位ですが、今年は松ちゃんにも褒められて去年の雪辱を晴らせたと思います。
4番 見取り図 648点 3位
4組目は3年連続出場の見取り図。
マネージャーのネタで、まず最初のツカミが「ナンチャン」はずるいw
みんな大好きですからね、ナンチャンは。もう名前が出ただけで笑っちゃいます。
5秒前をゴボウ前と噛んでしまったのはやっぱりどうしても気になりました…。
中川家礼二はネタ後に「噛んでからよく立て直した」と言っていましたが、個人的には「ゴボウ前」以降少しぐだついてしまってように感じました。
ドンキーコングのマネはかなりツボったのですが、あれ分かる人ってどれくらいいるんだろう?w
3位通過で見事最終決戦に進出しました。
5番 おいでやすこが 658点 1位(最終2位)
5組目はユニットコンビ・おいでやすこがです。
僕は事前予想では最下位だと予想していました。
いやはや、1位と10位の予想が全く真逆とは。大外れもいいところです。
ある程度はウケるだろうなと思っていましたが、まさか1位通過とは。
本人たちが一番びっくりしていましたもんね。
まぁこれに関しては順番もかなり影響しているでしょうねー。
でも実際かなり笑いました。
予選の時と同じネタだったのですが、予選の時より小田のツッコミに動きも加わり、かなり面白くなっていました。
まさかおいでやす小田がR-1ぐらんぷりの舞台より輝く日がくるとはw
6番 マヂカルラブリー 649点 2位(最終1位)
6組目は3年ぶり登場のマヂカルラブリーです。
まず登場する時に正座していた時点でめちゃくちゃウケていました。
自己紹介のツカミ「どうしても笑わせたい人がいる男です」はオモロカッコよすぎる!
最初に丁寧に食事マナーのフリをしておいて、その後は安定の野田クリスタル劇場。
心臓を手でくり抜いてつぶすくだり、ツッコんでなかったけどアレっHUNTER×HUNTERのキルアのマネだよね?w
観客と審査員の何割にあのネタが伝わっているのだろうか…。
んで、さんざん暴れておいてオチで丸太を斜めにおいて「終わり」はマヂカルラブリーらしからぬ、伏線をきちんと回収したキレイなオチで感動しました。
ネタ後に上沼恵美子と3年ぶりにいったいどんな絡みを見せてくれるのかと期待していたら、「何にも覚えてないわ!」のセリフと上沼恵美子の顔のアップで爆笑しました。
最初はネタで言っているのかと思っていましたがどうやら本気で覚えてなさそうですねw
いや、すごいわ上沼さんは。やめるなんて言わないでずっといてほしい。
7番 オズワルド 642点 5位
7組目は2年連続出場のオズワルドです。
「畠中」という名前がア段ばかりで口に物を入れられそうだから改名したいというぶっとんだネタ。
「いなり産む人」「まのセキュリティ」「激キモ通訳」「ひてぃにき」などなど、面白ワードがふんだんに散りばめられていて、すごく面白かったです。
オール巨人の「オシャレで上品な漫才」という表現がすごくしっくりきました。
ネタ後、松ちゃんは「静のオズワルドを求めてた」と言い、オール巨人は「最初からもっと大きな声でいった方が良かった」と、真逆のアドバイスをされていました。
個人的には去年のオズワルドには爆発力が足りないなーと思っていたので、今年は徐々にヒートアップしてくるネタでかなり良くなっていると思いましたけどねぇ。
2位予想していたので残念です。
8番 アキナ 622点 8位
8組目は4年ぶりの出場・アキナです。
好きな同級生を楽屋に呼んで、いいところを見せようとするネタ。
8位という結果の通り、「うーん…」という感想でした。
僕の中では最下位ですね…。全然笑えなかったです…。
アキナは2回戦のネタも観たのですが、そちらも「うーん…」という内容で、でも実力者だし、決勝では良いネタを用意しているんだと期待していました。
3連単でも上位予想が多かったですもんね。
うーん…。どうしてこうなったんだろう…。わからない…。
立川志らく曰く、「テクニックは1番あるけど、観客がそこについていけなかった」とのこと。
うーん…。わからない…。
9番 錦鯉 643点 4位
9組目は大会最年長・錦鯉です。
長谷川さんが「パチンコ台・CRまさむね」になりたいというネタ。この時点で何言ってるかわからないw
「レーズンパンは見た目で損してる」を連呼していましたが、最初なんて言ってるか聞き取れませんでした。(審査員コメントでナイツ塙が「もっと歯があればレーズンパンをしっかり言えたのに」と言っていました。)
なーんか僕はあんまり笑えませんでしたねー。
49歳っていう年齢が審査に加味されているような気がして、いまいち納得がいかないです。あれを若手がやったら笑えるかっていう話ですよ。
もう少し何度も彼らを観たら徐々にハマってくるのでしょうか。
10番 ウエストランド 622点 8位
ラストはウエストランドです。
ツッコミの井口が「女性にモテない」「かわいくて正確が良い子なんて存在しない」ということを軸に、モテない男の恨みつらみを語っていくネタ。
ウエストランドも応援してたんですけどねー。やっぱりというかなんというか。こういう芸風は今はウケないですよねー。
松ちゃんの「もっと(言葉で)刺してほしい」「最後まで何漫才かわからない」というコメントは確かになーと思いました。
6・7年ぐらい前の方がもっと刺さるツッコミしてましたよウエストランドは!
彼らが変わったのか時代が変わったのか…。おそらく後者でしょうね…。
最終決戦
最終決戦は3位の見取り図→2位のマヂカルラブリー→1位のおいでやすこがの順。
1本目同様正統派の漫才をした見取り図、激しく揺れる電車でひたすら身体を動かしていたマヂカルラブリー、ずっとハッピーバースデーの歌を歌ってそれに突っ込んでいたおいでやすこが。
ずば抜けて面白い組はなかったので最後までどのが優勝するか本当にわかりませんでした。
個人的には見取り図かな~と思っていました。
しかし!優勝したのはマヂカルラブリー!!
うん!もうね!おめでとう!!
野田クリスタルの「最下位取っても優勝できる」は芸人以外の全ての人にも刺さったんじゃないでしょうか。
思い返せば、3年前に上沼恵美子に怒られて最下位になり、去年のM-1では敗者復活戦の会場から「えみちゃん待っててねー!」と叫び、今年のR-1ぐらんぷりで優勝した時には「えみちゃんありがとー!」と叫び、そして今回M-1で優勝し、叫んだ言葉が「えみちゃん辞めないでー!」。
もうこれ主人公じゃん。こんな見事なサクセスストーリーなかなかないですよ?
ここまでは3年前から描かれていたマヂカルラブリーの壮大な物語。
それが今日ついに完結。
次は一体どんなドラマが待っているのか。
ほんっと、M-1って面白いですわ。
大会総評
今年はまずM-1が無事開催されたことに本当に感謝。
オープニングとかすごく感動したもんね!
本当に世界中みんな大変な年で、M-1開催も危ぶまれたし、各地のお笑い劇場も自粛を余儀なくされた。
それでも、「漫才は止まらない!」
ここ本当にカッコよかった!
こういう演出ってやり過ぎるとシラケるんだけど、M-1はもうやりす過ぎるくらいやり過ぎても全然大丈夫!
ドンドンかっこつけてください!!
司会の今ちゃんも言ってたけど、芸人がマスク外すシーンは特にカッコよかった!
強いて一つだけ今年の演出にケチをつけるなら、出番前の移動中の女性のナレーション、あれ要ります??
なんかあそこだけ要らないなぁとずっと思ってました。
けど、あの部分は「感染対策で移動距離を伸ばした結果、必然的に尺が余っちゃうから仕方なく入れたんだろうな」って今自己解決しました。
たぶん来年はないはず。
例年は後半の8・9・10番くらいでも会場が盛り上がってガンガン順位が入れ替わるんだけど、今年は6組目のマヂカルラブリー以降暫定ボックスに残ることはなかったからちょっと尻すぼみになっちゃった印象。
最終決戦もみんな1本目の方がウケてたもんね。
順位予想に関しては、優勝予想の東京ホテイソンが最下位、最下位予想のおいでやすこがが2位とこれでもかというくらい逆張りをしてしまったのですが、今改めて読み返してみるとところどころ当たっている予想もあって面白いです。
よかったらこちらも読んでみてください。
さて、マヂカルラブリーの優勝でまくを閉じたM-1グランプリ2020!
これからの彼らの活躍に注目です!
そしてまた来年のM-1グランプリも全力で楽しみたいと思います!
来年こそは3連単予想当ててやる!!
最後まで読んで頂きありがとうございます!(^^)/
M-1グランプリ2021の感想はこちら↓