2月27日にアメトーークにて「僕らビミョーな6.5世代」が放送されました。
この企画は、1月16日新年一発目のアメトーークの企画プレゼン大会の中でジャングルポケット太田がプレゼンした「たぶんお笑い第6世代」が少し名前を変えて採用された企画です。
霜降り明星・EXITなど、人気と勢いのあるいわゆる「第7世代」の芸人たちに対していまいち人気が出ない少し上の世代の芸人たち。
プレゼン大会では太田はそんな自分たちのことを「たぶん第6世代」とくくっていましたが、よくよく考えると第6世代に当たるのは千鳥など少し上の世代の芸人だということがわかり、居場所を失った彼らについた名前が「6.5世代」ということだそうです。笑
そんな少し不遇な扱いを受けている6.5世代の芸人たちの悩みや葛藤を語り合う回です。
僕の主観による第7世代の魅力やこれからの6.5世代についても語りたいと思います。
6.5世代の出演者
ジャングルポケット・斉藤
ジャングルポケット・太田
かまいたち
三四郎・小宮
パンサー・向井
さらば青春の光・森田
あばれる君
とほとんどプレゼン大会で太田が想定していた芸人が出そろいました。
太田の想定と変わっているところと言えば、かまいたちが参入しているところとジャンポケおたけ・パンサー尾形と菅・三四郎相田・さらば東ブクロが外されているところですね。
かまいたちがメンバー入りしてくれたのは大きいですね。今回もかまいたちがどっしりと構えていたので企画が成り立ったと言ってもいいくらいかまいたちの存在は大きかったです。
ジャンポケ斉藤は終始かまいたちをベタ褒めしてましたねw
ガチメンバーで挑むため、おたけや尾形は今回は戦力外だそうですw
こういう時にイジられもせず当然のように居ない相田や東ブクロが悲しいですね…………
特に三四郎に関しては相田がもう少しテレビで活躍すれば、第7世代をも上回るポテンシャルがあるのになあと歯がゆい思いです。
第7世代の魅力
6.5世代について語る前に、彼らのライバルであるいわゆる「第7世代」の魅力を僕なりに3つのポイントで分析していきます。
その1ブランディング力
実際第7世代の芸人たちは霜降り明星を筆頭に、人気だけでなくネタもしっかりしていておもしろいと思います。
ただ、純粋な実力以外でも、自分たちを「第7世代」とくくることでブランディングに成功しているところは大いにあるんじゃないかとも思います。
もともと第7世代という言葉は明確な区切りがあるわけではなく、霜降り明星のせいやがラジオで放った言葉がきっかけだそうです。
これが戦略ならものすごいですが、事実として各メディアや視聴者は第7世代という言葉に一種のブランド力やネームバリューを感じています。
その結果、年末のアメトーークスペシャルでさんまvs第7世代が実現し、ますます第7世代の価値を上げていくこととなりました。
その2 時代とマッチ
M-1グランプリでぺこぱがバカ受けしたことからもわかるように、お笑いの形は少しずつ変わってきています。従来の激しいツッコミや厳しい先輩後輩のしきたりなどは時代に受け入れられなくなってきました。
ぺこぱのネタのように、互いを認め合い決して否定しない。そんな考え方が徐々に世間に浸透し始めています。
第7世代はその生まれた時代ゆえか、互いをライバル視することなく仲間として共に売れていこうという姿勢が見受けられます。
社会全体が多様性を認め、尊重し合う昨今において、彼らの芸風はこれからも若者を中心に大いに称賛されていくでしょう。
その3 霜降り明星というエース
なんだかんだ言っても第7世代の名付け親であり中心となって引っ張っていく霜降り明星の存在は大きいでしょう。
まだ記憶に新しい2018年のM-1グランプリ優勝は、新たな時代の幕開けを感じさせてくれました。
中堅芸人と呼ばれる30歳半ば~40歳代の芸人ばかりがバラエティの現場で活躍している中に、フレッシュな風を吹き入れてくれたのが霜降り明星です。
かつてはとんねるず・ダウンタウン・ウンナン・ナイナイも皆20代のうちからブレイクしていましたが、お笑いブームの影響で芸人の数が大幅に増えた影響で上が詰まり、30代でも若手と呼ばれる状態が続いていました。
そんな中にバリバリの若手と言える20半ばのチャンピオンが誕生したのですから、誰もがとんねるず・ダウンタウンのような新たなスターの誕生に期待せずにはおれません。
6.5世代の悩み
そんな第7世代に対して、6.5世代ほぼ全員の主張は、一言で言ってしまえば「嫉妬」です。
例えば第7世代の番組にVTR映像だけで出演したり、全く同じ仕事を後輩に取られたりと、皆それぞれに悔しい思いをしています。
これに関してはメディアが流行りものに飛びつくのは当然なので仕方ないのかなーと思います。ただ、その結果6.5世代の芸人たちが座る席がなくなったり、仕事がなくなったりするのは可哀想ですね。
更に第7世代のファンにも気を使っているらしく、番組内できついツッコミをしないようにしたり、SNSで積極的にからみに行ったりと涙ぐましい努力をしているようです。
6.5世代の対抗策
僕が観る限り、彼らのスタンスは一貫しているわけではなく、4つのタイプに分かれています。
①臨戦態勢のジャンポケ
②静観のかまいたち&小宮
③羨望の向井
④方向転換の森田&あばれる君
①臨戦態勢のジャンポケ
ジャンポケの二人は第7世代を真っ向から敵視しているというわけではないですが、なんとか自分たちの方が売れてやろうと食ってかかっています。
そのためにはかまいたちの力が必要だと。
②静観のかまいたち&小宮
そんなジャンポケに対し、今は第7世代の失速をひたすら待つのみだとかまいたち。
濱家の「俺には山内がいる。」はカッコよかったです。
小宮はこの中でも一番仕事があるでしょうから、愚痴は言うものの精神的には落ち着いているように見えました。
③羨望の向井
向井は完全に牙が折れているというか、もともとそんなにガツガツタイプではないでしょうが、ジャンポケに発破をかけられて「粗品になりたい」と本音を吐露していましたね笑。
④方向転換の森田&あばれる君
第7世代ができない分野を開拓するため、工口というジャンルに行き着いた森田w
去年は「秋の風〇転職フェア2019」という仕事をしたそうですw
そして第7世代が笑いを取るならこっちは資格を取ってやると気を吐くあばれる君ww
「笑いをとるよりーー。資格をとる。」
これはアメトーーク流行語大賞行きですねw
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人それぞれだと思いますが、僕は②と④がカッコいいなと思いますね。
かまいたちと小宮は自分たちの実力を信じて今まで通りのことをしていくだけ。
実績もありますし焦る必要はないと思うのでこの2組はこれでいいと思います!
森田とあばれる君はこのままでは勝てないと悟り別のジャンルで戦っていく。
これはこれで全然アリだと思います!
愚痴を言うだけでは何も変わらないですからね。別の方向に向かった先に成功が待っているかもしれません。
まとめ・自分たちのやり方で戦っていくだけ!
それぞれターゲットが違えばファン層も少しずつ違うと思うので今の芸風を無理に変える必要はないと思います。
あばれる君やジャンポケだって子供からは第7世代に負けない人気を誇っていますしね。
かまいたちや三四郎は今のままで十分おもしろいので、これから先第7世代と立場が逆転する可能性も全然あると思います。逆に言うと第7世代に太刀打ちできるとしたらこの2組かなーと。
今後6.5世代と第7世代とのバラエティでの絡みに要注意ですね!
最後まで読んで頂きありがとうございます!(^^)/
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