ぽぷら日和

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【感想】金持ち父さん貧乏父さんを今更読んでみた【世界一薄い解説】

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皆さんこんにちは。

ぽぷらです。

 

ロバート・キヨサキ著の「金持ち父さん貧乏父さん」を今更ながら読破したんですよ。

 

今更も今更、なんと2000年に発行された本だったんですね~。

 

自己啓発や経済に興味のある人ならとっくの昔に読み終えた本だと思いますが、せっかく読み終えたんで感想を書いていきたいと思います。

 

超端的に感想を述べると、

 

「途中が冗長気味で飽きるし納得いかないこともあるけど、良いことも言ってる」

 

って感じです。

 

色んな偉い人がすでに徹底的に分析・解説してくれているので、詳しく知りたい方はそういう記事を読んだ方が圧倒的にわかりやすいと思います。

 

経済の知識が全くない初心者ブロガーが読んだらこう思ったよ~

ってことをつらつらと書いていきますっ!

 

概要

ロバートには金持ち父さん(親友マイクの父)と貧乏父さん(実の父)という二人の父さんがいた。

 

少年ロバートは9歳の頃に、お金の知識については金持ち父さんの言うことを聞くとを決め、金持ち父さんから様々な「ファイナンシャル・インテリジェンス」を学んでいく。

 

お金とは何か、資産とは何か、負債とは何か。

お金のために働くのではなく、自分のためにお金を働かせる生き方の実践方法や心構えを、著者の体験談を交えて説明している。

 

 

良かったところ

金持ちの精神論は他にも通ずる

いくらお金に関する知識を学んでも、資産を増やすことができない人を邪魔する障害として、この5つが挙げられている。

 

✅恐怖心

✅臆病風

✅怠け心

✅悪い習慣

✅傲慢さ

 

 これらは確かにその通りだなと思うし、何も金儲けに限った話ではない。

人が何か新しいことを始める時に必ず障害になるのがこの5つだと思う。

 

失敗するのは怖いし、バカにされたり恥ずかしい思いをしたりするんじゃないかと先案じしてしまうし、「明日からでいっか」とついつい悪い習慣を続けてしまう。

 

ダイエットにしても勉強にしても何にしてもそう。

 

 多くの人はリスクを恐れて行動ができないし、行動する人を批判することは誰でもできる。

 

でも、行動した人にしかわからない世界がこの世にはたくさんある。

 

何か新しいことを始める時はこれらを思い出したい。

 

 「教えよ、さらば与えられん」のモットー

本の終盤、本当に最後の方にこの言葉が出てくる。

金持ち父さんのモットーの一つは、出し惜しみをしないことで、収入の十分の一を教会に献金していたらしい。

 

 

さらにロバートは、この本を通じて一番覚えておいてほしいこととして、「何かが足りない時はまずそれを人に与えること」が重要だと述べている。

 

そしてこれはお金に限った話ではなく、笑顔・友情・愛情にもあてはまるという。

 

 

正直、この部分を読むまで僕は

「このお金至上主義の人たちはボランティアや募金活動のことをどう考えているんだろう?くだらないことだと思っているのかな?」

と思っていたので、上記の記述があったことは予想外だった。

 

この考え方は本当に素晴らしいことだと思う。

人間は一人では生きていけないし、「困った時はお互い様」の精神をみんなが持っていたら世界はもっと明るくなる気がする。

 

ロバートを「金の亡者」と思っている人がいるなら、この本を最後まで読んでいない人だろう。

 

ちょっと気になったところ

長い。とにかく長い。

この本読み終えるのに1ヶ月かかっちゃったんだよね。

正確には1ヶ月と1週間。

(隙間時間に読んでたからだけど)

 

最初の第1章(全体の4分の1)は買ったその日に読んだんだけど。

 

話がストーリー仕立てで、貧乏なロバート少年が親友マイクとともにいかにしてお金持ちになるか・お金持ちになる方法を学ぶかってことが書いてあってすごく引き込まれる。

 

でもその後僕が残り4分の3を読むのに1ヶ月もかかってしまったのは、話に引き込まれなかったからに他ならない。

 

大人になったロバートがいかにして資産を増やしていったか、その方法が書いてあるんだけど、違う人を例に出して何度も同じことの繰り返しをしてるように感じてしまった。

 

あ、さっきも書いたけど、最後の方は良いこといっぱい書いてあったから最後はすらすら読めたよ。

 

貧乏父さん(実の父)をバカにしているように見えてしまう

金持ち父さんってのが親友・マイクのお父さんのことで、貧乏父さんが実のお父さんのことなんだけど、ことあるごとに貧乏父さんを引き合いに出して反面教師のような扱いをしていることが気になってしまった。

 

「お金に関しては」金持ち父さんの言うことを聞いているのであって、貧乏父さんのことをフォローしているような表現があるにはあるんだけど、どうしても貧乏父さんをバカにしているように読めてしまう。

 

貧乏父さんという人が飲んだくれで、どうしようもない人間だとしたら別に何も思わないんだけど、ロバートとはお金に対する考え方が違うというだけで、傍から見たら良い父親なんだよね。

 

貧乏父さんは学校の教師で、

「教えるのが好きなんだ。金儲けに興味がない」

と明言している。

 

こういう人はたくさんいると思う。

実際、お金だけが世の中の全てじゃないし、お金以外にも大事なことはたくさんあるし、それは人それぞれだ。

 

僕はもちろんお金も大事だと思うし、お金に注力する人のことを否定はしない。

 

でもこの本ではお金に無頓着な貧乏父さんのことを徹底的に否定しているんだよね。

そこがちょっと引っかかってしまった。

 

まとめ ダウンタウンを知らずしてお笑いは語れない

自己啓発本ってほとんどそうだけど、結局一番伝えたいことは

「行動しよう!」

ってことだよね。

 

著者が一番言いたいことはそこで、あとはほんの内容でどこまでモチベーションを上げられるか。

 

正直、この本に書かれてることはスケールがデカすぎてあんまり参考にならないんだよね。

 

アメリカの不動産で資産80億って言われても、いまいちピンとこない。

もっと身近な成功例の方がわかりやすいよね。 

 

で、そういう身近な成功例っていうのはもうネットでその辺にいくらでも転がってる。

 

金持ち父さん貧乏父さんを読んだ人たちが、それを自分たちの形で実践して、その成功体験を様々なメディアで好評してるんだよね。

 

だから今からこの本をわざわざ読む必要はないかもしれない。

 

ここまで言っといてなんでこの本を読んだのかっていうと、

 

①他の人のフィルターを通した言葉より、著者の書いた言葉で学びたかった

②ブログをやっている以上、この本を読んでおく必要があると思った

 

①に関してはやっぱりねー、誰かの解説を読んじゃうとその人の解釈にどうしてもなっちゃうからさ。それで分かった気になるのもなんだかなーって。

 

②はもうね、ドラゴンボール読んだことないのに漫画を語るようなもんで。

ダウンタウンを知らずにお笑いを語るようなもんで。

在原業平を知らずに俳句を語るようなもんで。

ゴロリを知らずにワクワクさんを語るようなもんで。

 

 

って感じで後半すごくどうでもいいことを書いてしまった気がするけど、世界一薄い「金持ち父さん貧乏父さん」はこれで以上!

 

なんかこの本に関しては色々賛否両論があるみたいだけど、一つだけ言えるのは

 

「読んでもないのにガタガタぬかすんじゃねー!」

 

ってことかな。

 

ジックリ熟読した上で熱い議論を交わしたい人はどうぞ!

 

 

 

 

 

 

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