ぽぷら日和

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GEO(ゲオ)に数年ぶりに行ってみた 〜僕が一番レンタルしたモノ〜

GEO。それはゲームの販売、DVD・CD・コミックのレンタルを行うお店。

 

昔はよく行ったものだ。学校帰り、バイト帰り、休日。

CD売り上げランキングの棚を見ては興奮し、アーティストが五十音順に陳列されている中古コーナーを見ては「RADとラルクの並び熱いな〜」と興奮し、DVDでアニメやバラエティのパッケージだけを見ては楽しみ、買えもしない新作ゲームを羨望し、古本コーナーでは無限に立ち読みができた。

若き日の僕のオアシスだった。

 

だが最近めっきり行かなくなったし、「最近GEO行ってなぇな〜」と思うことすらなかった。

 

そんなGEOになぜ数年ぶりに足を運ぶことになったのかと言うと、職場で「GEOでは最近衣料品を売っているらしい」という情報を小耳に挟んだからだ。

「はぁ?あのGEOに服なんて売っているわけないだろう!」

と僕はその真偽を確かめずにはいられなかった。

(本当はたまたま近くを通ったから興味本位で覗いてみたのだ。)

 

入店すると、まず雰囲気がガラッと変わっている。所狭しとやたら高く陳列されていた棚はもうない。いやに店内の見晴らしが良くなっている。あの圧迫感が好きだったのに。

入口から一番近くにはSwitch2関連の商品が大量に並べられてある。

ゲームが今のGEOの生命線となる商品のようだ。

ん?それは昔からそうだったのかもしれないな。

僕は最近のゲームは全くやらないが、それでもマリオカートやポケモンなど自分が知っているゲームの新作を眺めるのは楽しい。

 

隣のブースには一時期貸しコミックとしてレンタルされていた漫画本が超安値で売られている。言い方は悪いが、売れ筋の漫画ではなく2軍の漫画ばかりだ。

そもそもこの貸しコミックとかいうサービスが始まった時、「こんなの誰がお金払って借りて読むんだよ」と思っていた。

お金を払うのならもう少しお金を出して買うし、ちょっと読むだけなら立ち読みで事足りるだろうと。身近でこのサービスを使っている人を見たことがない。

 

そして奥にはすっかり肩身が狭くなったように縮こまっているCDたち。

昔は好きなアーティストのアルバムの収録曲をじっくり確認していたなぁ。

あの頃新作CDのスペースには視聴スペースがあって、あれを初めて聞いた時の衝撃たるや。

あと、20年ほど昔は入口に当時流行っていた曲の歌詞カード(公式なものではなくただ歌詞が印刷されただけのもの)が置いてあって、自由に持ち帰ってよかった。

お金がなくてCDが買えない中学生の僕にはその歌詞カードたちは宝の山だった。

平井堅、ミスチル、サザン、KinKi Kidsなどなど…

 

スマホでちょっと調べれば全ての曲の歌詞が簡単に調べられる昨今。

あの頃の感動をもう味わえないのかと思うと寂しい反面、あの頃よりも音楽もカルチャーももっともっと身近で簡単に享受できるものになったのだと、文明の進化を喜ぶべきなのだろう。

 

そして件のGEO衣料品だが、それらはレジ前という店内の中心に配置されていた。

シャツやカバンなど、特に買うつもりもなかったのでじっくり見たわけではないがそれらは確かにそこにあった。

レジ前という大抜擢の配置については、「これから俺たちはこの商品でやっていくんだ!」というGEOの揺るぎない信念が垣間見えた気がした。

 

「GEOでは最近衣料品を売っているらしい」という噂の真偽を確認できたので僕の気は十分に済んだのだが、せっかくなので2階にも上がってみた。

2階はDVDレンタルスペースだ。

 

階段を上がった僕を迎えてくれたのは、数年前とまるで変わらない景色だった。

変わり果てた1階の姿に哀愁さえ感じていた僕に、あの頃のワクワクした思いを甦らせてくれた。

そうそう!この辺にはアニメが置いてあって、この辺はホラー。この辺は話題作!

で、この辺はごっつええ感じとか往年のバラエティのDVDが置いてあるんだよな〜。懐かしい!!

18禁スペースの位置が昔と少し違っていたような気がしたけど、「18禁スペースってまだあるんだ!」っていう感動の方が大きい。昔はたまに中に入っていく人がいる時だけチラッと中が一瞬見えて、それだけでも興奮してたよなぁ。そもそもこの令和の時代にわざわざアダルトビデオを借りにくる人っているのか!?このネット全盛期に!?

いや、これに関しては完全に僕の偏見。DVDで大画面でみたい人はいっぱいいるんだろうな。

 

結局GEOには一銭も落とさずに去った僕。

久しぶりにGEOに行って思ったことは、懐かしさとか驚きとかもそうだけど一番はお客が少ない!昔はもっとたくさん人が居たよ!

 

近い将来、本当に近い将来このお店は潰れるんだろうなということをひしひしと感じた。

近くの古本屋がいつの間にかカードショップになっていたように、GEOもいつの日か形を変えていくのだろう。昔は新書・古本・申し訳程度にカードも売っていた店だったのに。色んな遊戯をやる漫画だったのにいつの間にかカードゲームしかやらなくなった遊・戯・王のように。

というか、その動きは既に始まっているのか。数年後にはGEOは完全に衣料店になっているのか。

「ドカベンは昔は柔道漫画だったんだぜ〜」と言うように、「GEOでは昔CD・DVD・コミック・ゲームが売られてたんだぜ〜」と言われる日が来るというのか。

 

安心しろ、GEO。たとえ世界中が忘れても、僕だけは忘れない。

友達といったGEO、一人で行ったGEO、初めてカードを作った時、初めてDVDを借りた時、初めて延滞料金を払った時。全部全部忘れないよ。

そして、GEOに行くとやたらとう◯こをしたくなること、GEOのトイレには未だに「使う時は店員に声をかけてください」って書いてあって、律儀に毎回声をかけてからトイレを借りてたこと…。

 

絶対に絶対に忘れないよ…

僕がGEOで一番借りていたもの…

そう、それはCDでもDVDでもコミックでもない…

トイレだったってこと…。

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